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添乗員とお客さんが語るアフリカ事情あれこれ

MAY 2006

西部アフリカ

どこに行っても台湾!その2

今年、念願のサントメ・プリンシペ国を訪問するチャンスがありました。
知らない人もきっと多いことでしょう。

アフリカの大湾曲部、ギニア湾に浮かぶ小さな島国です。

首都のある島がサオトメ島(現地ではサオトメと呼びます)と、約120キロ程離れたもう一つの島がプリンシペ島です。
ガボンの首都リーブルビルからプロペラ機で約40分、まさに絶海に浮かぶ孤島の名にふさわしい小さな島です。

サオトメに入国する前にガボンで5日ほど滞在をしました。
目的地はランバレネです。聞いたことがある方も多いでしょう。そう、ノーベル平和章を受賞したドイツ人医師、シュワイツアー博士の病院を訪ねてきたのです。

実はランバレネは20数年前にも訪れたことがあるのですが、その時は赤土のジャングルに延びた道を丸一日掛けてオンボロの4駆で走った記憶がありました。

現在は240キロ、全てがアスファルト道路です。交通量も少なくエアコンの効いた新車のトヨタカローラで3時間ほどで着いてしまいました。
昔の建物は博物館になっていましたが、病室やピアノ、お墓もそのままで、なんだか安心しました。

入り口に受付を兼ねた小さなお土産屋さんもあり、ポストカードなどを売っていました。何枚か購入し切手もついでに買い求めると、その切手の絵柄は中国、ガボン友好30周年記念切手で、ボンゴ大統領と中国の胡錦涛主席が仲良く印刷されていました。

勝手にシュワイツアー博士の絵柄などを想像していた私は、「ここまで来て中国かよ・・・」と正直思いました。


さて、話はサオトメです。小さな空港を出ると椰子の合間にコロニアルスタイルの白壁の家々が並ぶ、なんだかアジアのビーチリゾートにでも来たフンイキの、いい感じの街です。
車でホテルに向かう途中ペンションのような建物に、どこかで見たような国旗を見つけました。赤地に青、白字の太陽が描かれています。

そう台湾です。建物の入り口にも、漢字で「台湾・・・」の文字が見えます。ドランバーに尋ねると、
「台湾大使館さ、何年か前に中国は出て行って台湾大使館が出来たのさ」
との返事でした。

「ヘぇ~ そうか、じゃあ中華レストランは有るの?」
と尋ねると苦笑いしながら、

「中華料理をオレは食べたことは無いよ。この国には無いからね」
との事でした。

1月に訪れたチャドを思い出したのは言うまでも有りません。

written by ちょいワル添乗員

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